2023年の秋に無事第2子を出産してきました。
日本ではまだ少ない無痛分娩にて出産してきており、
この経験が誰かの役に立って無痛分娩を選択肢に入れていただけたらなと思います。
慈恵病院基礎情報
出産年:2023年
病院名:医療法人 聖粒会 慈恵病院
場所:熊本県西区
子どもの人数:1人(第2子)
検診時間:2時間〜4時間(正直ちょっと長いです)
「コウノトリのゆりかご」で有名な慈恵病院で出産してきました。
妊婦健診や分娩を行うマリア館のすぐ横に設置してありました。
病院の中にも基金など設置してあり、
支援を行いたい方は直接お金を入れる募金ボックスのようなものもあります。
検診時間は正直人気の病院なので、ものすごく長いです。
電子カルテではなく紙カルテだから・・・?
熊本県で人気の産院である福田病院と慈恵病院の2つは待つ時間が長いで有名です。
このオシャレ売店で昼食を買って帰ることも多かったですが、
病院内で食べる場所がないため(テラスは待ってる人が座ってることが多い)
テイクアウトが主のようでしたね。
実習生やスタッフの姿もよく見かけました。
慈恵病院に決めた理由
私が慈恵病院に決めたのは次の3つ。
- 10年前に第1子を産んだ際に無痛分娩をした経験があったから
- スタッフの対応が悪くないと知っていたから
- 食事が豪華で産後のご褒美が欲しかったから
- 無痛分娩の取り扱いがあったから
実は自宅から近い病院で無痛分娩を検討していたのですが、
どうしてもスタッフの効率重視が目についてしまう産婦人科だったため
ちょっと違うよな〜〜・・・
と違和感を感じ始め12wあたりで病院を変更することにしました。
ちなみに第1子出産時はコウノトリのゆりかごを支援したい気持ちで選んでいます。
無痛分娩情報
普通分娩料金:42万円
無痛分娩料金:42万円
土日祝日の割増料金の有無:なし
合計金額:42万円+新生児の検査1.5万円(1ヶ月検診後に1万円返還予定)
なんと、慈恵病院は分娩基本料金にプラスの形ではなく、
無痛分娩を選択しても同じ42万円なのです!
(大事なことなので太字で)
ですので、無痛分娩を選択しても出産一時金50万(2023年から上がってます)から
単純計算8万円はおつりがきますね!
無痛分娩のリアル
こちらは慈恵病院の公式サイト。
詳しく麻酔の方法が書かれています。
次のように麻酔の方法には2種類あり、事前に選択しておかなくてはなりません。
シングルの下腹部や腰の痛みに加えダブルは、赤ちゃんの頭が腟やお尻を圧迫する際の痛みも和らげる。
分娩の終わり頃になると、お腹や腰の痛みはピークを越えて、痛みの中心は腟やお尻に変わる。
私は1子目のときに肛門付近が痛かった記憶があったため、
会陰や肛門の痛みを和らげるダブルカテーテル法を選択し同意書にサインをしました。
当日Drと看護師からシングルかダブルの確認をされますので、
同意書は陣痛とともに必ず持っていきます。(笑)
私は陣痛バッグを用意せず、
そのままスーツケースに入院セットを放り込んでいたので
陣痛の痛い中スーツケースから出すのがやや面倒でした。
手持ちのバッグに入れておけば良かった・・・!
麻酔開始
陣痛がきっちり6分間隔になっており、暗い中上の子を1人待たせるわけにはいかず
明け方を待って病院へいくことに。
陣痛が始まり4時間後の7時に到着し子宮口は5cmしか開いていなかったため
まだ麻酔入れてもらえないかも・・・
と心配していましたが、
Drが9時にいらっしゃるとのことで麻酔を入れる体位の練習・・これも腹部を圧迫するためツライ。
左向きに寝た状態でDrが処置しやすいように右側のベッド柵を取って待機だったのが地味にツライ。
背中丸めたまま・皮膚を出したまま・陣痛でちょっと身体の角度変えたいときがツライ。
Drが麻酔の管を挿入する際にはズーンという痛みともなんともいえない感覚が。
入れた瞬間に右足のしびれがあり、どうやら神経いったか?の疑惑で(結局狙い通りだったのですが)
しばらく皮膚感覚と痛覚のテストを繰り返ました。
このテストは無痛分娩の方は繰り返し行われると思います。
いやぁ〜今年1番難しい麻酔でした!
と言われたくらいなのでみなさんもっとスンナリいってるはずです!
分娩開始
陣痛が強くなるにつれて助産師さんが追加の麻酔を入れてくださるので
正直腹痛はまったくなかったです。
ビバ無痛!ビバビバ!!!!!
余裕じゃん!皆が言うようにDrと笑いながらスポンと出産できるZE☆
と思っていましたが、痛みが取れたおかげか陣痛計は陣痛を示さず徐々に感覚があいてきました・・・
これを後から微弱陣痛・遷延分娩というのねと。。。
結果その後ウンウン苦しんだだけの6時間が経過し、
子宮口は開いてないのにイキみたいだけの時間が数時間。
本当に地獄でした。痛みだけに集中して無痛にしていたのですが、会陰や肛門付近の圧迫感(イキみたいぜの感覚)は
ノーマークすぎて陣痛の合間に検索しまくってました。
呼吸法も肛門プッシュも効かず、助産師さんの手技のみで逃していました。(逃せてなかったけど)
無痛の麻酔は圧迫感にはあまり効かないんだよね〜
と変わるがわる入ってくる助産師さんが口々に言うではありませんか。
私はこの出産ではイキみ逃しが1番つらくてきつかったです。
とうとう子宮口は開いていないけど陣痛促進剤を投与することに。
その後助産師さんが
イキんでいいよVSまだイキまないで!
と二手に分かれましたが、最終的にはDr入室でイキむことができたので
そのあとはすんなり。
びよーんと手が出る感覚がわかってそのあとはあっさりつるっと生まれました。
Dr入室したときにいよいよ生まれるのかと少し期待はしましたが、きてすぐ生まれました笑
入院中の情報
母子同室推奨だがナースステーションにも預けることができる
生まれたその瞬間から3時間はお母さんは病室、赤ちゃんはナースステーション(新生児室)に
預けられます。
3時間後からお母さんの状態がよければ看護師(もしくは助産師)が立ち会い
授乳室の使い方や体重の測り方・母乳のあげ方について教えてもらうことができます。
ナースステーションに赤ちゃんをコットの中に入れてみなさん普通に預けられていました。
私も第1子目のときはそうしてたんですが、
乳首トラブルが多かった母乳育児をもう少し楽にしたくて
プロが見守る中質問しまくりたい!と思って同室にしていましたが、ね・眠れない・・・。
すごい顔でミルクもらいにいくと新生児室のナースさんは
夜は預けてゆっくり寝ていいんですよ
とお優しい言葉をかけてくださいました・・・
その言葉に甘えて食事・シャワー・最終日の睡眠は預けました!
慈恵のスタッフさんたちは見守る姿勢で入院中いろんなことを教えてくださり、
おっぱいマッサージも1日2回してくださったことで、
乳腺炎やじぶんだけでは防げないトラブルも回避できた気がします!
慈恵の大目玉その2の食事
慈恵病院というと熊本県民が口を揃える・・・食事の豪華さ!
栄養士さんとお話する機会があり聞いてみたところ
お金を出して食べるような外食的な食事を心がけているそうで、
和洋中その他問わずバリエーションを多くしているとのこと。
部屋の雰囲気
こちらはスタンダードなお部屋です。
基本料金42万円で個室です。
ちなみに水回りはこんな感じ。
この便座が背が高くて腰や膝が無理できない出産後の褥婦にありがたい〜〜〜!
この透明ガラスのシャワーがちょっと照れ臭いけど(スタッフさんが結構入ってくるので)
この背が高いゴミ箱も筋肉痛だらけの褥婦は気軽にボカボカ捨てられるので良かったですね!
タオルもゴミ箱も毎日交換してくださる上に、水回りも毎日お掃除していただけます。
慈恵病院からのプレゼント
慈恵病院からは以下のものをプレゼントでいただきました。
- 出産の介助についてくださった助産師さんからのおめでとう色紙
- 産褥セット(dacco)産濁ショーツ・臍の緒ケアセット・臍の緒ボックス
- 赤ちゃんの城プレゼントボックス(毛布・おくるみタオル・ガーゼ2枚・音が鳴るおもちゃ)
- 各メーカーからのサンプルなどなど
2については入院中にほぼほぼなくなりますが、
3はA3サイズ程度の箱なのでそこそこ大きいバッグに入れないといけません。
私は入院中に夫に持って帰ってもらいました
補足情報
まとめ
慈恵病院での出産は主にこの3点を推します。
- 助産師さんの意識が高い
- お食事がべらぼうに美味しい
- 無痛分娩を選択しても42万円
5日間の入院で、ものすごくエンジョイさせてもらったり心の洗濯させてもらったりと・・・
心から慈恵病院で産んで良かったなと思います。
私は無痛分娩での効果をあまり実感できなかったタイプですが、
友人や先輩は和やかに出産したと口を揃えており、
もはや私だけしかこんなことを言ってないと言われています。
みなさんのお産がいい思い出になりますように。
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