コロナの出現で在宅勤務(リモート)が増えました。
「在宅勤務をしていない」が高率だったのは、次の業種です。
・医療:87%
・福祉:79%
・飲食店・宿泊業:76%
2020年のコロナ以降、夫が在宅でストレスを抱えている方が増えました。
34%の既婚女性が「夫の在宅は嫌やねん」と回答があります。
夫在宅ストレス症候群という言葉は定年を迎えた夫婦にありがちですが、
現代版もありますね。
コロナ離婚を避けてうまく時代を乗り越えるために家族調整をしていきましょう。
- 自宅にいるのに何もしない-仕事もしない時間がある
- リビングで仕事をする
- 自分の時間が減る
- 子どもを静かにさせないといけない
- 3食作らないといけない
- 細かいことまで干渉されるようになった
- Wi-Fi設定がわからず聞いてくる
- 夫の世話+子どもの世話をしながら自分の仕事をしないといけない
- 光熱費が増えた
- どこかに外出することが増えた
リモートで夫にストレスが溜まる理由10選
1.家にいる時間が増えても何もしない
このやりとり私たちだけじゃないはずです。
- 夫は一日中家にいるのに家事育児を手伝ってくれない
- 大変なのにそれすら察してくれない
これまでは離れている時間の方が長かったから見逃せたことも、忙しくて無視していた(できていた)ことも、コロナ禍では妻からすれば夫の行動が嫌でも目につきます。
- せめてやって欲しいリストを渡す→絶対その分野は手出ししない
- お米だけといでもらう→お米がないと夕食にならない(家族全員困る)
- 仕事の調整幅を教えてもらい、その時間だけ子どもの面倒をみてもらう
子どもとさえ遊んでくれたら他はどうでもいい、そんな気持ちになる不思議
2.リビングで仕事をする
やりにくいったらありゃしない!
- 完全に仕切る(見なけりゃストレスもたまらない!)
- ホテル・カラオケ個室のリモートワークプランを利用する
- 母子で実家に帰る
- 夫に着実家で仕事してもらう
物理的に離すというアイデアの中には大胆なアイデアもありました。
あまりない機会なので、色々と試すのも手ですね。
3.自分の時間が減る
仕事とプライベートが混在してしまい、妻側も家にいるから仕事をしていない意識になることがあります。
また、集中できないまま仕事がのびのびダラダラとなってしまう人は私の夫以外にもいるでしょう。
- 子どもの面倒を見る分担時間をきちんと区切る
- 土日はシティホテルなど3.000円前後のデイプランを使う
- 託児サービスを利用して子どもたちに適度に刺激を与える→子どもたちが遊び疲れて夜は寝る
4.子どもを静かにさせないといけないのが自分にかかっている
自分はまだしも、幼い子供を静かにさせるのはとても大変なことです。
しかも、それが1人だけではなく
- 赤ちゃんの場合
- 病気の子どもの場合
- 何人か子どもがいる場合
- 元気過ぎる子どもが数人いる場合
- 認知症の家族がいる場合
訪問看護をしていましたが、介護と育児を両立できず退職されたお母さん、孫を預かりながら介護をしているおばあちゃん。
いろんなタイプの方が二足の草鞋を履いていました。
- 週に〇回は保育園・ファミサポの利用をする
- 介護家族はレスパイトケアとしてショートステイを利用する→ケアマネに相談!
- ママ友と協力して一緒に屋外で子どもを遊ばせる→昼寝をたっぷり
- タブレット解禁!
5.3食作らないといけない
- 超朝早くカフェにいき人が来るまで1人で作業してもらい、朝ごはんはパスコース
- 昼は冷凍・テイクアウトなど手抜きしていい部分を作る、理解してもらう
- 1食夫に作ってもらう(コーヒーでも、子どもの食事でも)
- 子どもと一緒に夫の食事を作る(絶対食べますね!)
6.細かいことまで干渉されるようになった
- 物理的に離れる
- 今が精いっぱいであることを理解してもらう
- いつも真剣に答えない→3回に1回は生返事!
手伝うんじゃなくてメインでやれ!なんで一部分やねんと。
7.Wi-Fi設定がわからず聞いてくる
- ポケットWi-Fi導入
- ネカフェやカラオケ店の個室利用
8.夫の世話+子どもの世話をしながら自分の仕事をしないといけない
私の職場には、年齢的にまだワクチン接種していないスタッフがいました。
働いておらず食事も作らない義母から
「買い物に行く頻度が高い、感染したらどうするんだ」
と言われて、ついにぶちきれて子どもと家を出たそうです。
義母が心配する部分は義母に任せる作戦で、義母が買い物に出かけるようになったそうです。
- 義両親に子どもの相手は任せる
- 要望が多いときは、たまにはキレる
- 感染対策についてソリが合わない時は厚生労働省の対策を皆で共有する
9.光熱費が増えた
- 夫に月5千円コーヒー代として出してもらう
- 子どもがいない(黙って作業できる場合)は同じ部屋で作業する
- 光熱費の低い朝からガンガンに冷やして(温めて)おく
10.どこかに外出することが増えた
通勤中のリスクを減らすためのリモートなのに・・・
時間が増える=どこかへ行く
これが、感染リスクの低い場所(庭遊び・人気のいないスポット・自然)ならどんどんいってちょーだい!が本音ですね。
また、それに子どもを連れていくという素晴らしいサービス付き。
いうことはありません。
しかし、外出が自分だけのもので自分の為だとしたら・・・?
それは緊急に改善が必要です!
- 玄関に消毒液を置く
- お風呂まで直行してもらう
- 子どもの手洗いをしてもらい一緒にしれっと手を洗わせる
- 空き時間にして欲しい家事を提案する
仕事量や給料でないことで解決へ
家にいる時間が長くなったことで以下の点が各家庭で主な原因となっているのではないでしょうか。
- 「完了していない家事の存在」に気付きやすい方がいつのまにか負担を抱えがちになる
- 「家事は女性が主に行うべき」という固定概念に夫婦ともとらわれている
夫におびえていませんか?
家事を頼むのが申し訳ない、してもらうのが申し訳ない、提案がそもそもできない・・・など生涯を共にする夫に対し恐怖感を抱いていませんか?
「主人在宅ストレス症候群」チェック表
- 夫は家事ができない、ほとんど家のことを手伝わない
- 夫の気分を害さないように気を使うことが多い
- 趣味がない
- 友人が少ない
- 夫がいる休日が苦痛だ
- 夫婦ではあるが、夫は自分の味方でないと感じる
- 家事の途中でも夫に呼ばれると行かなくてはいけないと感じる
- 夫がいるときの食事は「ちゃんとしたもの」でなくてはならない
- 夫が間違っていると思ってもほとんど反論できない
- 自分が出かけると夫が不機嫌になるので外出がおっくう
- 夫に提案やお願いがあっても拒絶や拒否が怖くて言い出せない
- 日々夫の要求に備えて食事や家のことを先回りしている
!
夫との力関係が明らかにアンバランスである状態です。
自分の行動を制限したり気持ちを抑圧するといったことが多く、非常にストレスを溜めやすい状態です。
この状態が続くと抑うつ状態になり、さまざまな心身の不調に繋がっていく可能性も低くありません。
それは、あなただけの問題ではありません。
巻き込んだ子どもは一生覚えています。
客観的な立場で誰かに意見をあおぎましょう。
子どものために離婚という自分への逃げ道は作ってはいけません。
配偶者からの暴力全般に関する相談窓口
- DV相談ナビ #8008(はれれば)
- DV相談プラス 0120-279-889(つなぐ・はやく)
SNS・メールでも御相談いただけます。 - 配偶者暴力相談支援センター
関連施設
女性問題に関する相談窓口
生活支援の相談窓口
このままではいけないと思っている間に、体力気力がある間に行動に起こしましょう。
麻痺してしまうと自分と子どもを守れなくなってしまいます。
今は話し合うことが大前提ですごく楽です!
夫が在宅勤務で良かったこと5選
逆に、リモートワークになって良かったこともあります。
イライラ10選の裏返しに、この機会を良い方向に改善した家族もたくさんいます。
1.二人で子どもを見ることができる
ホームセンターにいくと、BBQ用品や水槽用品の売れ行きが良すぎることに驚きます!
親と一緒に楽しめるようになった距離が縮まったといっても過言ではありません。
2.皆で食事ができるようになった
これはよく聞きますね~~~。
冷蔵庫に入れたり温め直したりする手間が省けます。
1食でも担当してくれたら楽ちん!
3.通勤時間が減って時間を活用できるようになった
通勤時間のデスタイム・・・いやいやロスタイムは有効に使っていたとはいえ、いざなくなってみるとストレスが大きかったことがわかります。
この時間は+に働く時間なのでいつかやろうと思っていたことをやるきっかけにもなります。
お香やにおい系にはまってます!
4.庭の手入れやDIYに家族で参加できるようになった
庭作業が増えたことでホームセンターには人が増えました。
また、水槽関連・車洗車関連も売り上げが伸びています。
家族の意見を聞きながら家族全員でコミュニケーションを取る大事な時間が増えました。
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