どうもTaviです。
私は社会人になって20代後半から全日制の正看護師の学校に通い、看護師になりました。
途中准看護師の方とお仕事をすることも多くあり、皆さん様々なルートで准看護師の免許を取得されていました。
社会人から看護師になりたい方が周囲に多く、今だに質問をたくさんもらいますので答えていきますね!
興味のある方や質問のある方はコメント欄からどうぞ。
看護職とは以下のことを指します。
1.2.3は看護師免許必須の資格です。
- 保健師
- 助産師
- 看護師
- 准看護師
社会人から看護師になれるの?
看護師には2種類ある!
社会人でも、学校に通って国試に通って免許取得すれば看護師になれます。
看護師には2種類あり、准看護師と看護師の2つ資格取得の方法と定義が異なります。
- 看護師:「准看護師」とは、都道府県知事の免許を受けて、医師、歯科医師又は看護師の指示を受けて、前条に規定することを行うことを業とする者をいう。
- 准看護師:「看護師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者若しくはじよく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者をいう。
看護師と准看護師の違い2つ
1.免許交付者
看護師:厚生労働大臣
准看護師:都道府県知事
2.療養上の世話または診療の補助に対する定められ方
看護師:医師・歯科医師の指示
准看護師:医師・歯科医師又は看護師
准看護師でも行えること
けつろんからのべると、看護師と准看護師の業務範囲はほぼ変わりません。
毎日看護師が行う業務は准看護師でも行うことができます。
- バイタル測定
- 点滴作成から投与(注射)まで
- 配薬・セット
- 手術・処置の補助
- 食事や入浴介助
- カルテ入力
- 自己判断:自分で判断して看護業務を行う
- 指示:他の看護師へ指示を出す
- 管理職への昇進
- 看護計画の立案
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病院によっては、リーダーはできない・夜勤は准看護師同士で組まないなど決まりがあります。
たとえば、心不全でむくみのおおい方なら観察方法や新機能の低下状態でケアする内容を書いたものです。
このように看護師は、看護学校や大学に通う段階で、看護計画立案の訓練を何十時間もかけて行います。(何百時間だったかしら)
しかし、准看護師養成学校の授業内容には看護計画立案の教育やアセスメント能力に関する教育が含まれていません。
こうした理由により、准看護師は看護計画の立案はできないのです。
看護師と准看護師の学校で習う内容の違い
准看護師は支持を必須とする教育であるため、看護判断をしてはいけないといわれます。
履修時間が異なります。
前述したように看護過程や計画において最も時間数が少なく、病態までのアプローチも少ないです。
画像は看護協会より
准看護師の資格取得メリットは?
看護師よりも准看護師を取得するメリット
- 2年間という短期間で資格取得が可能
- 学校の費用が安い
- 働きながら資格取得が可能
- 准看護師の合格率は高く、同年に複数回の受験が可能
- 准看護師でも就職困難ではない
- 中卒からなれる
2年間の准看護師養成所では通学スタイルが異なります。
(朝から夕方まで授業を行う全日制/平日の午後や夜間に授業を行う半日制)
育児・介護・パートなど自分の生活スタイルに合わせて選択ができます。
准看護師免許の合格率は非常に高く、試験会場において試験日が異なるため複数回の受験が可能です。
合格率も97%と非常に高く、看護師と比較し就職困難とはいえますが一般求人よりははるかに就職先は選ぶことができます。
准看護師になるデメリットは?
看護師と比較して准看護師になるデメリット
- キャリアが正看護師に限られる
- 正看護師と比較して給与水準が低い
- 自己判断での業務が難しい
- 大きな病院では求人そのものがない所が多い
- その後正看護師になる際に費用や日数をかけなければならない
- 中卒の場合正看護師になるには11年の日数がかかる
正看護師と比較したメリットは取得時間と学費ですね。
准看護師資格を持っている人が正看護師になるには?
看護師資格取得には看護師学校養成所2年課程(以下、2年課程)を修了し、看護師国家試験に合格する必要があります。
2年課程は、准看護師が看護師になるための課程です。
2年課程には、全日制、定時制(昼間・夜間)、通信制があります。
※実務経験年数について
准看護師として勤務した年数で、就業場所や就業形態(常勤、非常勤、パート等)は問いません。勤務先での勤務証明書等が必要となる場合がありますので、詳しくは進学を希望される学校養成所へ直接お問い合わせください。准看護師のための進学特設サイトから引用
興味のある施設を問い合わせてみましょう。
看護協会が出している准看護師の方へのページから最新情報が見れます。
看護学校にいくために活用できるお金は2種類!
1.給付金
定められている受給条件を満たしている場合、給付金を活用できます。
進学を希望する学校が対象となるか、自身が対象となるかは、各学校およびハローワークまたはお住まいの自治体等で確認しましょう。
例)
教育訓練給付制度
母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業など
待てない方はコメント欄からメッセージください!
2.奨学金
一般的に給付型と貸与型があります。
◆貸与型…返済が必要
◆給付型…条件を満たす場合等、返済が必要ないもの
※奨学金によって、給付または貸与の条件は、異なります。
詳細は各奨学金を運営する機関にお問い合わせください。
いつでも辞めてやる!と強気になれないことや、借金を背負ってしまう恐怖で子連れなので気持ち的にシンドかったです。
例)
看護師学校養成所2年課程(通信制)進学者に対する奨学金(日本看護協会:貸与型)他、自治体や病院が運営する奨学金もあります。
そのあとは福祉事業所と交互に何かいい情報を求めていました。
准看護師の看護学校には働きながら通える!
准看護師が通う看護学校は基本的に「働いている人」前提でカリキュラムが組んであります。
また、クリニックなどは「准看護師学校に通う人たち向け」の求人があり、
卒業したら勤務しているクリニックに通う前提でお給料を多く払ってくれることもあります。
看護学校に通っているからと言って、医療現場で必ずしも働かなくても良いです。
※学校に要確認ですが
准看護師の学校の入学試験は?
1.面接
志望動機
これは、2つの志望動機を聞かれます
- なぜ看護職か
- なぜ准看護師か
- なぜこの学校か
- 以前の仕事で培ったことをどう看護師に活かすのか
知恵袋や周りの回答を確認したところ、
- ①か②かどちらかを聞かれる場合
- 面接の運びで①も②も聞かれる場合
このようなヘビーモードのシチュエーションもあるそうです。
面接対策としては、一度自分なりにアウトプットしたあとに色々要素が集まりますので
声に出して答えてみてください。
答えながら言いやすい表現や、わかりやすい伝え方に気付けます。
これは自分で何回か練習するとだんだんスムーズに言えるので緊張しても
自動的に口が動いてくれます(笑)
緊張すると言いたくなかったことを口走ることもあるため、入念なアウトプット練習は行います。
服装
准看護師の学校は看護学校と異なり、学生受験が少ないためこなれた格好で来る方が多くいます。
しかし、学校の校風がありますので無難に清楚なスタイルで行くことをおすすめします。
スーツとまではいかなくても、
- ジャケットを羽織る
- ブラウスで行く
- 黒パンツ(スカート)
- ストッキング
この格好だと、ぱっと見の印象で減点されることもありません。
染髪は問われませんが、結んでいくことをお勧めします。
病院でも看護師は長い髪は結びますからね!
2.筆記試験
看護師の試験と比較して准看護師の入学試験は簡単です。
これは、准看護師への資格が中卒であることから問題が易しくなっています。
教科も国語・数学の2科目であることが多いです。
私は看護師の試験の際はこの教科書を1か月で4回解きのぞみました。
3.小論文
私が調べたところでは、学生から看護学校へ行く人たちと比較し小論文で入試を受ける方は少ない印象です。
いずれにせよ、小論文に関しては
- 通っていた中学校・高校の先生に相談(練習相手になってもらう)
- 独学で色々なパターンの回答を考えてみる
- 捨てる
受験数などは学校側が提示していますので、調べてみましょう。
准看護師は就職が少ないのは大きなウソ!
准看護師は働き口がない・・・
とよく聞きますが、
- 一般の有効求人倍率よりはるかに高い
- 面接後の採用率が高い
- 中途入社が難しくなる年齢も普通に雇ってもらえる
- 還暦過ぎても働き口が多い
ということがあります。
看護師と比較すると、求人数は少ないですが一般の職と比較すると多いことが特徴です。
社会人から准看護師になるには?のまとめ
- 准看護師は中卒からなれる
- 准看護師は都道府県知事、看護師は厚生労働省から免許交付される
- 准看護師と看護師の通常業務の差はないが看護判断を行えない
- 一般職と比較すると就職に不利ではない
- 准看護師の方が早く資格を取れる
- 学費の工面が難しい人にとって調整しやすい
- 病棟でリーダーや看護計画には携われない
- 給付金や奨学金制度を利用できる
- 金銭的費用や負担は学校や自治体によって異なる
看護師にはキャリアアップが保健師・助産師・認定看護師・特定看護師・専門看護師・診療看護師と多岐にわたることに対し、
准看護師は看護師しか進めません。
准看護師制度は戦後の病院増設ラッシュの中で看護師需要が大きくなったことと、
女性の高校進学率が低かったことから看護師補助として作られた制度です。
現在は社会背景が全く異なり急速な高齢化や医療の高度化・複雑化を背景に医療安全やチーム医療の観点が重視されています。
国は准看護師を正看護師にするよう動き、看護協会も看護師養成のための一本化を目指しています。
准看護師から正看護師を目指す人にとって追い風ですね!
看護師の皆さん、今は風当たりが強くなったり弱くなったりと忙しいですが目の前の患者を一所懸命みていきましょうね^^
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